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     4.歯周病の予防

歯周炎は薬で治らない

歯周炎は細菌によって起こる病気だと書きましたが、飲み薬で治らないのでしょうか?残念ですが、インフルエンザのように薬で治る病気ではありません。その理由は歯周炎を起こす細菌がバイオフィルムと呼ばれる住みかに住んでいるからです。流しの隅っこにねばねばした汚れが付くことがありますね。あれがバイオフィルムです。たくさんの種類の細菌が増殖してねばねばした物質を作り協力しながら住んでいる状態です。歯の表面のバイオフィルムをプラーク(歯垢)と呼んでいます。歯周ポケット内にも同じようなバイオフィルム状態の歯周病菌が住んでいて悪さをしています。



歯周病と生活習慣の関係

歯周炎の進行ともっとも関係の深いのはタバコです。表1はタバコが歯周炎の進行に強く関係していることを示す研究結果です。喫煙や糖尿病などの条件がない人に比べて何倍危険になるかを示します。
重度の喫煙ではタバコを吸っていない人に比べて、4.75倍も歯周病の進行が速くなります。タバコは歯周炎の“最大の”危険因子です。

           ●表1


●タバコの影響

タバコを吸うとニコチンによる血管収縮作用などにより歯肉の色が悪くなります。写真11は30歳代の男女の比較です。タバコによって歯肉の色がとても悪くなっています。歯肉の色が悪いだけでなく、歯肉が病的に硬くなってしまい初期の歯周病の徴候である出血がみられないため発見が遅れてしまいます。ヘビースモーカーは手遅れになる可能性が高いのです。

           ●写真11

そして、タバコのニコチンは、歯肉を回復させる細胞にも影響を与えるため、せっかく歯周炎の治療を受けても治りが悪いことが多いのです。



●歯周炎で歯を失わないために

喫煙者であれば、一番有効なのは“禁煙”です。禁煙はいつ始めても遅すぎることはありません。早く禁煙すればするほど早く効果が出てきます。禁煙によって歯肉の色がきれいになり、顔色もそれにつれてよくなります。一年一年若返るなんて素敵だと思いませんか。最近では、禁煙パッチ、禁煙ガムなど禁煙しやすい環境が整ってきました。禁煙外来も増えてきました。是非この機会に禁煙に挑戦してみてください。きっとご家族から喜ばれますよ。



糖尿病やストレスにも要注意

糖尿病は体の抵抗力をなくしてしまうため、歯周炎の進行が速くなることがわかっています。もっとも、糖尿病と診断されてもきちんと治療を受けて、コントロールされていれば問題はありません。糖尿病の治療を受けなかったり、ご自身が糖尿病であることを知らなかったために治療されていない場合が問題です。最近の研究によると、糖尿病の人が歯周病の治療を受けることで糖尿病の症状がよくなることが示されています。
その他、ストレスによって悪化するとも言われています。歯周炎で歯を失わないためには、信頼できる歯科医院で定期的に健診を受けることがもっとも重要です。



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