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1.むし歯の原因   2.むし歯の予防  3.歯周病のしくみ   4.歯周病の予防

     3.歯周病のしくみ

歯周病には、歯肉炎、歯周炎があり、共にプラーク中の細菌によって起こります。歯周病→歯が抜ける→怖い病気、こういうイメージのコマーシャルやテレビ番組をよく見かけますが、歯周病は盲腸や肺炎のように急に悪化する病気ではありません。
歯周病は相手をよく知ることによって予防できる病気です。

 

健康な歯周組織

 ●図2


歯は歯槽骨(しそうこつ)に支えられていて、歯槽骨は歯肉に覆われています(図2)。健康な歯周組織では、歯と歯肉はぴったりとくっついています。

 

歯肉炎は磨き残しが原因

写真8は健康な歯肉の写真です。歯肉が引き締まっています。

 ●写真8
 ●写真9

歯を磨いたつもりでも、きちんと磨くのは意外と難しいものです。長い間、歯と歯肉の間に磨き残しがあると、歯肉が赤く腫れてきて出血しやすくなります(写真9)。この状態が歯肉炎です。歯肉炎は磨き残しのところの歯肉が炎症を起こしている状態ですので、正しい歯磨きと歯石除去によって健康な状態に回復することができます。
正しい歯磨きの方法は歯科医院で教えてもらうのが一番です。

 

歯肉炎が悪化すると歯周炎に

歯肉炎を治療しないでそのままにしておくと、炎症が徐々に深くまで進んで歯を支えている歯槽骨が溶けてきます。この状態が歯周炎です(図3)。
昔は歯肉から膿がでることから、歯槽膿漏と呼んでいました。写真10はかなり進行して、歯がグラグラになってしまった状態です。

 ●図3
 ●写真10

 

●歯周炎の特徴【その1】

静かに進行する

厚生省(現・厚生労働省)の「平成11年歯科疾患実態調査」の結果から、40歳以上の80%以上の人が歯周病にかかっており、4mm以上の歯周ポケットがある歯周炎の人が40%を越えていることがわかっています。むし歯だったら痛みがあるので治療に行きますね。それなのにどうして歯周病にかかっている人が歯科医院で治療を受けないのでしょう?
それは、歯周炎は静かに進行するので、かなり悪化して歯肉が腫れたり、あるいは歯がグラグラするまで自覚症状がほとんどないからです。
しかし、若い頃から歯科医院で健診を受けていれば、ひどくなる前にわかるので決して怖い病気ではありません。

 

●歯周炎の特徴【その2】

ひどくなるのは一部の人

外国で歯磨きの習慣も歯の治療も受けたことがない500人の人を15年間にわたって歯周病の進行を調べた研究によると、歯周病の進行に個人差があることがわかりました。その結果、8%の人は急速に進行して多くの歯が抜けてしまいましたが、逆に11%の人は多量の歯石が見られたにもかかわらず歯周炎にはならなかったそうです。
このように、日本でも10人に1人くらい歯周炎の進行が速い人がおられます。でも、やはり若いうちから健診を受けてきちんと治療を受ければ進行を止めることができます。

 

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