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1.はじめに   2.どうして年を取ると歯が少なくなるだろう  3.むし歯ってなんだろう   4.むし歯になりやすい人、なりにくい人
5.歯周病ってなんだろう   6.歯周病の治療と定期健診   7.歯周病になりやすい人、なりにくい人   8.歯を守るための歯科医院の利用の仕方

     8.歯を守るための歯科医院の利用の仕方

最初に「おいしく食べる」と「快適に過ごす」の二つのキーワードを挙げ、「歯の喪失をゼロにする」「定年退職時に、その後快適に過ごせるようなお口であること」を目標にしました。その目標実現のために、むし歯と歯周病について説明をしてきましたが、特に強調したいことは“むし歯も歯周病も予防できる病気”だということです。
むし歯と歯周病を予防してお口の健康を守り快適に過ごすためには、家庭で気をつけることが最も重要です。しかし、上手に歯科医院を利用するとさらに効果が高まります。ここでは、歯を守るための歯科医院の利用の仕方を考えてみました。

 

従来の歯科医院とこれからの歯科医院

皆さんはいつ歯医者さんに行かれますか?歯が悪くなった時に歯科医院に行くもの、と考えられている人がほとんどではないでしょうか。実は、今の日本の歯科医もむし歯や歯周病を治療することが歯科医の仕事だと考えている人が多いのが現状です。そのような従来の歯科医院では、むし歯や歯周病の治療が終わると「また何かあれば来てください」と言われて終了になります。そして、また悪くなってから歯科医院へ行くことになり、治療の繰り返しになってしまいます。治療を繰り返しているにもかかわらず、少しずつ歯をなくしてしまっているのが日本の現状です。

しかし、これからの日本に求められている歯科医院は治療だけでなく予防をする歯科医院、すなわち治療が終わった後も定期健診によって健康を守る歯科医院です。そのような歯科医院を増やすことがとても大切なことです。そのためには、かかりつけの歯科医院で「私の歯を守ってください」「むし歯や歯周病を防ぐための方法を教えてください」と皆さん一人一人が声に出して言って頂きたいと思います。そうすることで、少しずつ予防に力を入れる歯科医院が増えてくるでしょう。

歯を守る歯科医院

治療の技術はもちろん重要です。その上で歯を守るために大切なことがいくつかあると思います。

 

●説明が十分であること

お口の中がどのようになっているのかを知ることは歯科の診療の基本です。歯科医院では、目でむし歯や歯周病がないかどうか調べる“視診(ししん)”、“レントゲン検査”、歯石や歯周ポケットの状態を調べる“歯周病検査”、お口の中の写真を撮影する“口腔内写真”などいくつかの診査や検査があります。その結果をきちんと説明を受けられるかどうかがとても重要なポイントです。

難しい言葉ではなくわかりやすく説明されていればいいのですが、歯科医師やスタッフができるだけ丁寧に説明しているつもりでも分かりにくいことがあると思います。その時は、十分納得できるまで尋ねるようにしてください。
さらにむし歯や歯周病を防ぐための細菌や唾液の検査を勧められることがあるかもしれません。予防のための検査は健康保険がきかないため実費負担になりますが、できれば受けられることをお勧めします。なぜなら、そのような検査からさらに詳しい情報を得ることができるからです。

 

●歯周病の治療ができること

歯周病の治療には、歯周病の診断、家庭でおこなうための歯磨き指導、歯科医院でおこなう歯石除去、そして治療後の定期健診が必要です。
皆さんが歯科医院を訪れた時には、むし歯だけでなく歯周病も大丈夫か尋ねるようにしてください。歯科疾患実態調査では、40歳代になれば80%の方が何らかの歯周病にかかっていると言われています。歯周病にかかっているのかいないのかをきちんと診断してもらうことが大切です。
診断の結果、残念にも歯周病が見つかれば、説明や歯磨き指導をきちんとしてもらった上で歯石を取ってもらうようにしましょう。

 

●予防のための定期健診ができること

むし歯も歯周病も予防のためには、歯磨きや間食の習慣など毎日の生活習慣が大きく影響してきます。また、歯磨きを丁寧にしていても、歯と歯肉の間など歯ブラシでは届かないところもあります。
予防のための定期健診では、生活習慣のチェックをしたり、細かいところのプラークを徹底的に除去したり、むし歯予防のためのフッ化物塗布をしたりします。今では定期健診を続けることで歯を長く守れることがわかっています。
しかし、日本では歯が悪くないのに定期的に健診を受ける習慣がほとんどありません。ですから、皆さんからかかりつけの歯科医院で「歯を守るための定期健診を受けたい」と要望してください。

今の保険制度では、残念ですが歯の健康を守るための健診は保険がききません。一人一人のお口の状況によって違いますので、保険がきくかどうかはかかりつけの歯科医院でお尋ねください。

 

最後に

このホームページを見て頂いた方が、一生自分の歯で快適に過ごしておいしく食べることができるようにと願ってまとめてみました。しかし現実は、歯科医院も一般の住民の方も歯を予防する気持ちが広まっていないため、まだまだ理想とはほど遠いのが正直なところです。
その現実を変えなければならないと思います。そのためには皆さんが「自分の歯を守りたい」と強く思ったら健保組合、かかりつけの歯科医院などにも伝えてください。それが世の中を変える一歩になります。健保組合員、健保組合、そして歯科医師が力を合わせて健康なお口を守ることができる環境をつくりましょう。

 

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